この絵誰の作品だと思います???
この繊細なタッチ
この独特な世界
正解は
キングコングの西野亮廣さんです。
最近嫌われ芸人として扱われていますが
改めて作品を見てみると非常に素晴らしい作品だと思います。
「笑っていいとも」に出演していた際に
クイズ問題の裏に落書きをしていたところ
タモリさんから
「お前ちょっと、絵を描け。ちょっとそれ真剣にやれ」
と言われて本格的に絵を描き始めたそうです。
せっかく書くなら絵本作家に負けないことをしよう
そこで書き始める前に
絵本作家に負けてはダメだと思って
・画力は負けている
・出版ノウハウでも負けている
・出版関係のつながりもない
そこで
「一冊にかける時間では絶対に勝てる」
文房具屋さんに行って一番細いペンを買い
なるべく物語も長いものにして書き始めたそうです。
そして実際に下絵を描くだけでも1ヶ月かけて作品を仕上げているそうです。
もともと持っていた画力も素晴らしいのだと思いますが
まず何事も始める前に「絶対に誰にも負けない領域」で
物事を始める姿勢。
ここが本当に素晴らしいと思います。
出版社の人とか本屋さんに任すのは、何かちょっと育児放棄な感じがして
一つ一つにこだわり作品を仕上げているため
一作品の制作には2〜3年かかるそうです。
本を本で売るのを1回あきらめて。
本は本で売れたらラッキーぐらいにしといて、原画を無料でリースして、
全国の人に。自治体とか学校だとか、
中学生が原画展みたいなのをやりたいって言ったら、じゃあ、貸して。
全国に貸し出しをしたそうです。
その代わりに出口で本を売ってもらったそうです。
するとすごく本が売れたそうです。
このビジネスマインドも学ばされます。
クラウドファウンディング
何で絵本って、そもそも1人で作ることになってのかなっていう事で。
クラウドソーシングを利用して、各プロフェッショナルな専門分野に制作を委託。そしてこちらがその1ページ。今までの白と黒の世界に色が加わり、西野さんの新たな世界観が生まれました。
背景が得意な人、星空の色塗りが得意な人、建物を描くのが得意な人とか、すごい分業していって、映画みたいなのを作っちゃおうと思って。
その作品の一つが冒頭でお見せした
この絵です。
最初の作品もそうですが
一つの作品に対して様々なアプローチをかけて
誰もやっていないことに挑戦をする。
そしてしっかり結果を出す。
本当に素晴らしい方だと思います。
単純にテレビで見ていた時には何をやっているかまで
わかりませんでしたが
今の時代、インターネットやSNSによって
個人でメディアを持てる時代なので
何かを考えそれを実行すると必ず誰かが結果を認めてくれるんでしょうね。
まあ、これだけ行動していると確かに「嫌われる」かもしれませんね。
お笑いは???
そんな西野さんですがお笑いの方も忘れてません。
日比谷公会堂で行われた
「西野亮廣独演会 2015 in 日比谷公会堂」
ぜひ見てみてください。
動画の中にこの独演会に至った経緯も話されています。
彼の「疑問を持つ力」「行動力」「ビジネス力」
本当に素晴らしいと思います。
お笑い、クリエイター、アーティスト、ビジネスマン、経営者
といった肩書きではなく「個の力」が大切にされる世の中なんだと実感させられます。
フュージョンでは世界中で活動されている
「素晴らしい人」にフォーカスして
どんどん紹介していきたいと思っています。
お楽しみに。
本文の中の内容はこの動画からも抜粋しています。
興味のある方はぜひ見てみてください。
「TOKYO DESIGNERS WEEK.tv 茂木健一郎の発想の種IMAGINE」
https://www.youtube.com/watch?v=krBYsEuN2tM
https://www.youtube.com/watch?v=_SWq3z9NunE